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お金の管理と準備

公開日:2025年8月26日

更新日:2025年9月1日

「ここはお金をかけた」「ここは削った」育休中のメリハリ家計術

監修:戸川 知哉

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

「ここはお金をかけた」「ここは削った」育休中のメリハリ家計術

育休中、収入が減る一方で育児用品や生活費が増え、家計のやりくりに悩むママ・パパは多いもの。限られたお金を「かける」と「削る」のメリハリをつけることで、ストレスなく賢い家計管理が可能です。

この記事では、育休中の子育て家庭が実践しやすい家計見直しのヒントを紹介します。

1. 育休中は家計の転換期!見直しのチャンス

育休に入ると収入が一時的に減少する一方で、生活スタイルは大きく変わります。オムツやミルク、ベビーグッズなど育児に必要な支出が増え、「このままで大丈夫かな?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

そんな今こそ、家計の見直しに絶好のタイミングです。すべてを削るのではなく、"かけるところ"と"削るところ"にメリハリをつけることで、無理なく健全な家計管理が実現できます。

2. 「ここは削った」我が家の節約ポイント

・ 固定費の見直しで毎月の出費をカット
意外と見落としがちなのが、毎月の固定費。たとえばスマホのプラン変更、使っていないサブスクの解約、保険の見直しなど、契約を見直すだけで数千円程度の節約につながります。育休中に家計を把握し、不要な出費を洗い出すことが大切です。

・ベビー用品は"買わない"選択肢も
短期間しか使わないベビーベッドやバウンサーなどは、レンタルやお下がりで十分という声も多く聞かれます。地域の子育て支援センターやフリマアプリを活用すれば、費用を抑えつつ必要なものを揃えることができるかもしれません。

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3. 「ここはお金をかけた」必要な投資とは?

・ 時間と心にゆとりを生む支出
育児と家事に追われる中、時短調理家電や食材宅配サービスにお金をかけたという家庭も。これらは単なる便利なグッズやサービスではなく、"ママやパパの余裕"を生む大切な支出です。育児に集中できる環境は、家族全体の幸福感にもつながります。

・子どもの健康と安心のための支出
ベビーモニターや電動鼻水吸引機等、赤ちゃんの安全や健康に関する出費は惜しまず使うという家庭も多くみられます。鼻水吸引機等の医療用器具用品は医療費控除の対象になることがありますので製品情報を確認してみてください。他にも、医療保険の加入や見直しも、「もしも」に備える安心材料として重要です。

4. 公的支援制度もフル活用しよう

育児に関する出費は、公的支援制度を活用することで大きくカバーできます。たとえば、出産・育児にかかわる支援金や給付金の制度として以下のようなものがあります。
・出産育児一時金
・育児休業給付金
・児童手当
・出生後休業支援給付金
・育児時短就業給付金

自分が制度の対象か、申請のタイミングや条件等も把握し、受けられる支援を確実に受け取りましょう。

5. 子どものための「お金の教育」も意識して

家計管理を見直す中で、今後大切になるのが子どもの金融教育です。「自分で使うお金は自分で考える」力を育てるには、子ども専用の口座を早めに作り、祝い金やお年玉を管理する経験を積ませるのがおすすめです。小さな積み立てや入出金の体験を通して、「お金の価値」を学ぶきっかけになります。

まとめ

育休中の家計は、ただ削るだけでは乗り切れません。大切なのは、「今本当に必要なこと」にしっかりお金をかけ、それ以外を柔軟に見直すこと。家族の未来のために、今日からできる小さな選択を大切にしていきましょう。

これからも、当サイトでは子育て世代の暮らしとお金に役立つ情報をお届けしていきます。忙しい毎日の中でも、「自分らしい家計のスタイル」を見つけられるよう、私たちはあなたの子育てをサポートし続けます。

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