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子ども口座の活用

公開日:2025年8月26日

更新日:2025年9月1日

子ども名義の口座、なぜ必要?親と分ける3つのメリット

監修:森重 幹斗

アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー

子ども名義の口座、なぜ必要?親と分ける3つのメリット

子ども名義の口座は本当に必要?ママ・パパにとって、教育資金の準備や家計管理の工夫は避けて通れないテーマです。お年玉や児童手当の管理、将来の教育費など、早めの準備が家族の安心につながります。

この記事では、子ども名義口座を持つメリットと注意点、そして開設の基本ステップを、金融初心者でもわかりやすく解説します。

1. 子ども名義の口座はなぜ必要?

子ども名義の口座は、親子のお金を分けて管理するための大切な手段です。特に、児童手当やお年玉など「子どものためのお金」を、親の口座に入れっぱなしにすると、生活費と混ざって用途が曖昧になりがちです。

0歳から開設できる金融機関も多く、親権者が代理人として手続きすれば簡単に始められます。「今からでも遅い?」と不安に思う必要はありません。早いうちに子ども名義の口座を準備することが、教育資金の見える化や計画的な貯蓄につながります。

2. 親と分ける3つのメリット

・教育資金をしっかり管理
子ども専用の口座を持つことで、教育費や習い事費など将来のためのお金の区別が明確になります。親の口座に混ざると、「気づいたら使ってしまった」ということも起こりがち。専用口座なら、計画的に貯金や積み立てがしやすくなります。

・金銭教育の第一歩になる
子どもが成長する過程で、自分専用の口座を通じてお金の大切さを学べます。たとえば、記念日に預金を一緒に確認したり、「お年玉を貯金して将来使う」体験を通して、自然と金銭感覚を養えます。

・万一の相続トラブルを回避
親の口座に子どものお金を預けたままにすると、親が亡くなったとき口座が凍結され、子どもが自由に使えなくなるリスクがあります。子ども名義の口座を作ることで、こうしたトラブルを防ぎやすくなります。

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3. 注意すべき3つのポイント

子ども名義の口座を作るときには、以下の注意点を押さえておきましょう。

・贈与税の対象になる場合がある
年間110万円を超える入金は贈与税の課税対象となる可能性があります。教育資金としての非課税制度(最大1,500万円)を利用する場合も、事前に制度内容を確認しましょう。
※詳しくは国税庁【直系尊属から教育資金の一括贈与を受けた場合の非課税】をご覧ください。

・長期間使わないと休眠口座に
10年以上入出金がないと「休眠預金」となり、引き出しに手続きが必要になる場合があります。年に一度でも入金するなど、口座を動かす習慣をつけましょう。

・成人後は親が操作できなくなることも
18歳以降は本人でないと引き出しができない場合があります。親が必要な時に使えないリスクを理解し、管理方法を事前に決めておきましょう。

4. 口座開設の基本ステップ

①必要書類を準備
必要書類は金融機関によって異なりますが、以下の書類が必要とされることが多いです。
・子どもの本人確認書類(健康保険証やマイナンバーカード)
・親の身分証明書
・親子関係を証明できる書類(住民票や戸籍謄本)
※具体的な書類については開設する金融機関の情報をご確認ください

②申し込み
銀行窓口、またはオンライン手続きに対応している金融機関もあります。0歳から申し込み可能な銀行も多く、児童手当の振込先としてマイナンバーに紐づけされた「公金受取口座」を指定することも可能です。公金受取口座を利用する場合、申請時に口座情報の記載が不要になるなど、手続きが簡素化されるメリットがあります。

③利用開始
開設後はお年玉やお祝い金など、子どものお金をここに集約し、計画的な管理を始めましょう。

まとめ

子ども名義の口座は、教育資金を管理するだけでなく、金銭教育や万一のトラブル防止にも役立ちます。早めに準備することで、家族にとって大きな安心につながります。

これからも、当サイトでは子育て世代のお金の悩みに寄り添い、わかりやすい情報をお届けします。あなたと一緒に、子どもの未来を支える準備を進めていきましょう。

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